【一人で沈思黙考】気持ちの残像

)気持ちって、バスを乗ってる感じと同じようじゃないか?

バスに乗る。席に座る。発車。
車輪が走り出すと、窓ガラスの外を見る。
目の前の景色、そこにある物が、乗り物のスピードと共に、
懐中電灯の光のように過ぎ去って行く景色は狂い絵の具の絵画に見える。
歪に過ぎなくなる。
本当に見る影もない。
景色にある真理を承認/認識できない。

窓ガラスの外の景色に興味がない人はずっとそのまま乗って行く。
それより大事なことがあるかしら。
そこに車窓があって、外があることを知らないのかな
私も知らなかったの。
いつか、そこには何があるだろうと思い浮かんだ。

バスなら、バス停もないといけないでしょうね。
降りて、またそこから乗れる人もいるよね。
知りたくて座るのを我慢できなくて、
一大決心で気になったバス停で降りた!
計画などなく、知らないところで降りて、
考えれば考えるほど、頭が考えでいっぱいになってしまった。
とりあえず、そこにただただ居てみよう。深呼吸。
動かなくていいから、見つめてみよう。目を閉じよう。
目の前にある物事に自分のすべてで耳を澄ましてみよう。
感じよう。すると、自然に落ち着いてくる。

初めて経験していることだから、怖くなることもある。
自分がまだいるって確認したら、直面しているものに
アイディアを付けず、ただ全身で感じる。
様々なことが出てくるかもしれない。
映画を見てるようにポーズせず、放っとく。手放す。
すると、気になってたことがいなくなる。
沈黙に気づく。実はずっとそこにあったね。

綺麗!

美しい。





もう大丈夫だとなったら、次のバスに乗ればいい。