一瞬失われた私

最近、修論の作業でとても忙しくなってしまいました。まるで忙しさの意味を今まで知らなかったようだ…コンピュータをずっと使うのはなれていない私は丸一日ずっとコンピュータの前じーっとしています。長ければ何時間も椅子から離れずに。長すぎてたら、頭や目が痛くなり、正気付いたら呼吸が息切れするというように身体が緊急通報してくれます。頑張らなきゃいけないと思い込んで、無意識にそうやったら、頭が回らなくなってしまいました。

 

「何回も見たらいつもそこに座ってる。もう、根っこが生えたんじゃない」

とフラットメイトに言われました。

 

自分から離れていったことに気づかせました。私が生きていける基本的なことも見捨ててしまいました。それに気づいたら、瞬く間にコンピュータから手放しました。そして、外に行きました。周りに自然が多く、足を伸ばすため散歩しに行きました。癒されたぁぁ。何が起こっても、私の命に別条がない状況だったら、行き詰くなるまではもうしません。その時は自分を大事にしないと誰も私を大事にしません。だから、紅茶飲みたくなったら飲めばいい、最近生えたアボカドの木と話したくなったら話せばいい、無けなしのコーヒー(大体コーヒーのちょっとした味がする牛乳)を作りたかったらつくればいい、日本語での記事を書きたくなったら、書けばいいし。こうした凡々なことに癒されます。それがちょっとした幸せなのです。今の私にそれが一番大事なのです。