素足で森へ

今日は森へ足を運ぼうと決めました。

実家の玄関を出たら、素足で行こうかと思いました。子供のようなワクワクさが湧いてきて、スリッパが足から飛んでいきました。我が家のすぐ後ろに森林地が広がっています。そこに私の好きなところがあります。森と話せる所。

 

出発したら、あらまぁ、うちの猫、二匹が跡をつていました。目を細くし、「いいやろ~」と歩き続けました。足元が痛いから、石子を踏まないように目を地面に落としながら森に入りました。いきなり、涼しい空間に立ち入った気がしました。地面の一面落ち葉敷き詰められたようでした。歩きやすくなりました。やはり、多様の地面を足元で感じながら歩くのが気持ちいい~!近所迷惑にならないようにできるだけどしどし歩くのが辞めました。背伸びをしているように両側から林道に草藪の枝が伸びられていました。避けようと思ったら、体全体がお土産みたいにクモの巣に包まれてしまいました。焦りながら「家を破ってごめんなさい」とクモさんに謝って、進みました。大都会が忙しいと思ったら、そうでもないですね。どこでも見ても、耳を澄ませば、森の住民たちがそわそわしていました。それにしても、周りが快い静けさ。

 

 

猫たちが「もういい」と鳴き、地面に倒しながら…やっとたどり着きました。目の前に木々が竹のような姿勢で谷から空を届けるように真っすぐに生えます。ちんちろりんが一期に止みます。風に動かされる葉っぱ、遠くからの鳴き声しか耳にしません。

そこは、静寂!心にも深くまで染みました。とても癒されました。

 

変わりがないのかなっと。気がついたら、前得々に立っていたおじいさんの木の位置に切り株しか残っていませんでした。しばらく前まだ話しあったり、お互いの"幹"に寄りかかったりしていたのに。ため息をつきました…当然だけど、周りは束の間に変わりつつありますね。言葉で表すと「浮世」、「無常」というのを感じたのだろう。切り株の上に座り、周囲に集中しました。目を閉じて、おじいちゃんの木に感謝を言おうとしていましたが、猫たちがせかせかして、私のひざに飛び出したり、座ったり、鳴いたり、落ち着けませんでした。伝いたかった言葉を言いつくしたら、「よーし、帰ろうか」と。切り株のそばにあった切り落としを取って行きました。

 

森の入り口に足を止めて、森に向かいました。輪を描きながら、手を三回上がって、「ありがとう」と感謝しました。家に近づいたら、猫たちが大喜びして走り出しました。ふふ~!