エピソード2:笑い話(実話に基づいている)

 

真夜中の30分前

(お寺の会館)

 

2019年の最後のお祈り。隅にじっとする僧のシルエットに気づいた。彼は高い地位の侮りがたいお坊さんであるように見えた。人々が会館にたがり始めた。寄木細工のボキボキ゚(パチパチ)、コートのガサガサ、重い扉のきしみ、人の口を通す風。彼はじっとしている。お祈りが始まる。会館には活気に満ちた調和が漂っている。彼の下向きの手は膝の上に置いてあり、足はあぐらで挟み込んだ。それらの上には、チベットの伝統によると「知恵を受け取る」ための白いスカーフが置いてある。彼はじっとしている。彼の居眠りや体の動きを垣間見るために目を凝らした。彼はじっとしている。うわー、これは本当のマスターだと心に思った。彼は物事の騒ぎ、言葉の音、歌のメロディーに気を取られなかった。まぁ、彼が東京の真ん中にいても、彼穏やかだろう。足を上下左右に動かしている私に対して、彼はじっとしている。あっという間に、時計は真夜中を打った。華やかさなし。未知の女性からの暖かい抱擁が私の左で待っていた。しかし、彼は動じっとしている。彼の存在に注意を向けられたので、私は会館にもう少し残ることにした。その後、金髪の女性はさりげなく会館の真ん中に踏み込んで(これは修道士専用だと思っていた)、彼の手に触れた!とんでもない!!

 

初日に出会った友人が私に近づき、「見て、彼女が彼に触れた!」という文で息を吐く前でさえ、彼女は私に言った:

彫像だよ!」

 

… 

 

 

「へぇぇぇぇ」って自分の耳を信じられなかった。私が本当のマスターだと見つめていた僧は実は彫像だったのだ。怒りは私をあふれさせ、可笑しくて仕方がなかった彫像がどれほど現実的で、私がその彫像がそこにあったことにどれほど興奮していたか信じられなかった。私の教訓:何かに対する信念は、私たちの特定の感情をかき立てることができる。面白い!

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あんぐりにゃんこ

 続き~